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G-03 / WORK

ネットワーク工事の種類と流れ

同じ「ネットワーク工事」でも、内容によって頼む相手と必要な許可・資格が変わります。まず工事を分けて考えると、見積が比べやすくなります。

工事の種類

種類主な内容関わる許可・資格
LAN 配線天井裏・床下(OA フロア)・モールでの LAN ケーブル敷設、情報コンセント・パッチパネルの成端、配線試験電気通信工事業(500 万円以上)。作業者の資格は不要
無線 LAN(Wi-Fi)電波の現地調査(サイトサーベイ)、AP の配置設計、天井への取り付け、PoE スイッチの設置、設定電気通信工事業(500 万円以上)。AP の電源コンセント増設は電気工事士
ビジネスフォン主装置の設置、電話機の配線、回線(光・IP 電話)への接続、内線の設定回線設備への接続は工事担任者。工事は電気通信工事業(500 万円以上)
回線の引き込みビルの MDF から事務所までの光ケーブル・ONU の設置回線事業者(またはその委託先)の工事。ONU 以降の端末の接続は工事担任者
サーバーラック・機器ラックの設置、スイッチ・UPS の搭載、ラック内配線、電源工事電源工事は電気工事士。機器の設定は資格不要

流れ

  1. 要件の整理フロア図、席数、情報コンセントの数、Wi-Fi を使う範囲、電話の回線数、工期(入居日)と作業できる時間帯を書き出す。
  2. 現地調査天井裏・床下の配線ルート、既設の MDF/IDF、電源の空き回路、電波環境を工事会社が確認する。
  3. 設計・見積配線図(系統図)と機器構成、数量と単価、工期を見積書に明記してもらう。2〜3 社に同じ条件で依頼する。
  4. 契約建設工事の請負契約は、工事内容・請負代金・工期・支払方法などを記した書面で交わす(建設業法 第19条)。
  5. 工事配線→成端→試験(導通・リンク速度)→機器設置→設定。ビル管理会社への工事届・入館手続きも必要。
  6. 竣工・引き渡し竣工図(配線図・ポート対応表)、試験成績書、設定情報を受け取る。これがないと増設・故障時に困る。

発注者に関係する建設業法の定め

  • 書面契約:請負契約の当事者は、契約の締結に際して法定の事項を書面に記載し、署名または記名押印して相互に交付する(法 第19条)。電子契約も可能です。
  • 一括下請負の禁止:建設業者は、請け負った工事を一括して他人に請け負わせてはならない(法 第22条)。民間工事では、発注者が書面で承諾した場合に限り認められます(同条 第3項)。

注意500 万円未満の工事は建設業法の許可は不要ですが、契約書面を交わすことは工事の規模に関係なく大切です。口頭やメールだけの発注で、追加工事の範囲や保証の扱いがあいまいになることがあります。

法令・公的資料の内容を一般向けに整理したものです。個別の工事に許可・資格が必要かどうかは、許可行政庁(都道府県・地方整備局)や総務省の総合通信局、所管の産業保安監督部に確認してください。確認日: 2026-10-20。

出典・参考